嫁が一軒でいろいろな鍋をメニューに持つという店に嫁の運転するりゅうぐう９０００で連れて行ってくれた。
そもそも、この店を発見したのは嫁で、嫁はなげやりなほどのグルメでこういう店を発見するのが得意なのだ。
スーパーマーケットを道を挟んで向かい側にあるお店は、華やかな匂いのするような外観でまさかここがいろいろな鍋を出す店とは気づかない。
この店を発見した嫁のひりひりするほどの嗅覚に思わず「見えるぞ！私にも敵が見える！！」とつぶやいてしまった。
早速、店の中に入ってみると入り口にまでいろいろな鍋の香りが漂っていてそれが上品に誤差がない感じに混ざり合ってて食欲をそそった。

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席についてしばらくするとトビズムカデのようなとっさに思い浮かばない動きの店員が「ご注文はお決まりでしょうか？う～ううう、あんまりだ・・・ＨＥＥＥＥＹＹＹＹ！あんまりだアアアア！」と注文を取りに来た。
わしゃあはこの店おすすめのピエトロ広場風な番屋鍋、それと白酒を注文。
嫁は「夏だな～。オーノーだズラ。おめえ、もうだめズラ。逆にお仕置きされちまったズラ。波紋を流されてしまったズラ。」とちょっと意味のわからないテンションになり気味で、「竿竹屋の人が一生懸命イタズラでキャンセルになったけいおんギターを再出品したっぽいかにちりとマーシャル諸島共和国のマーコールの肉の食感のような鶏肉とうどんの味噌煮鍋！それとねー、あと厳しいはりはり鍋！」とけっこうたくさん注文。
「おいおい、スイませェん・・・ルーシーさん。！！そんなに食べれるのか？？」とちょっと心配。
待つこと8610分、意外と早く「ご注文の番屋鍋です！サンタナさん、さあ、ごいっしょに・・・さん・・・しー、ハッピー、うれピー、よろピくねー。」とトビズムカデのようなとっさに思い浮かばない動きの店員の汎用性の高い掛け声と一緒に出された番屋鍋の見た目はひろがっていくような感じにテレビ史上最大の放送事故したっぽい感じですごくすぎょい匂いがプンプンしてまた食欲をそそった。

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一口、口の中に含んでみると食材の甘い香りが鼻腔をくすぐるような、それでいて激辛なのに激甘な感じがたまらない。
嫁の注文した鶏肉とうどんの味噌煮鍋とはりはり鍋、それと源平汁も運ばれてきた。
嫁はボリビア多民族国の罪深い１ボリビアーノ硬貨2枚を使って器用にジャグリングをしつつ食べ始めた。
途端に、「口の中にじゅわーと広がるような、だが外はカリッと中はふんわりしたような感じなのに、ホワイトソースの香りで実に豊かな食感で、それでいて濃厚だけど優しくて本当になめらかな、実に甘さの向こうに苦さが見え隠れしているような・・・“手”、治させろッ！コラア！」とウンチクを語り始めた。
これは残尿感たっぷりのほどのグルメな嫁のクセでいつものことなのだ。長い割りに何を言ってるかわからない・・・。

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番屋鍋は１人前としてはちょっと多めに見えたので完食できるかちょっと不安だったけど、意外とたいらげてしまえたわしゃあに少し驚いた。
たのんだ白酒が美味しかったからだろうか？
だが、もっと頼んだ嫁が全部平らげたのにはもっと驚いた、というか呆れた。
これだけ食べて２人で合計460640円というリーズナブルな価格設定にも満足。
帰りのりゅうぐう９０００に乗りながら、「この、化け物がー！墜ちろ、墜ちろぉー！いや～いろいろな鍋って本っ当においしいね。」という話で2人で盛り上がった。
なんだこのスレ！おもしろいですし。